華胥国雑記録古文書 2012年葉月

渋谷ダンジョン ――拠≫シブヤ経済新聞

ダンジョンとして有名な渋谷駅が、15年かけて生まれ変わるそうです。
すわ、ダンジョン消滅の危機？

焦りましたが、改めて考えれば杞憂でした。
ダンジョンと呼ばれる駅には、それぞれ理由があります。たとえば東京駅は、それほど複雑ではないのですが、とにかく広い。正しいルートを歩いていても不安になるほどの面積が、ダンジョン気分を盛り上げてくれるわけです。
それに対して渋谷駅はといえば、面積はそれほどでもありませんが、ホーム移動の最短ルートが複雑。アップダウンが多くて、不安になるのです。

今回の再計画で、ホーム自体の位置が変わるのは、東横線と埼京線です。
銀座線が4階、JRが2階、井の頭線が2階、田園都市線が地下3階、副都心線が地下5階といった残りのダンジョン要素は、なくなりません。

というわけで、2027年になっても、やや難易度が下がるだけで、やはり渋谷はダンジョンであり続けるでしょう。めでたしめでたし。

……駄目じゃん。

山手線さがし ――拠≫ケータイWatch

山手線の車内に無線LANの電波を飛ばして、今いる場所に密着した情報を流すサービスの試験運用が、まもなく始まるそうです。
……

既視感。

去年は結局、トレインネット実施電車を掴まえることはできませんでした。今年はどうでしょう？今年は2編成だそうです。当たる確率が倍増しました。内容も進化したそうなので、遭遇が楽しみです。
乗車率と車内温度はぜひチェックしてみたいですね。

ホームに入ってくる時点で気付いて、乗車ドアをくぐる瞬間にiPhoneの操作を始める勢いでないと、しっかり味わうのは難しそうですが(^^;)

iコロコロ ――拠≫Engadget Japanese

世の中には、店頭で見掛けたら吸い寄せられて、5分は購入を迷う商品があります。
欲しい欲しい！待て落ち着けこれ一発芸じゃないのか。欲しい。必要じゃないのじゃないのか。欲しい。

てなわけで懊悩しています。『タブレットの皮脂汚れを取り除く iコロコロ』という商品に。

商品画像での参考タブレットは、白iPadでした。コロコロカーペット本家のニトムズと、文具の雄キングジムが組んだ、由緒正しい面白文具です。コロコロなのでテープ取替式です。本体価格が1,260円と、通常サイズのコロコロに対して強気な価格帯なのが、正気に返るポイントです。1,000円未満だったら、気がつくとデスクサイドに鎮座していたでしょう(^^;)助かった(^^;)

そういえば、東急ハンズのポイントが貯まってるなー(危険)

反重力はまだだけど ――拠≫GIGAZINE

空飛ぶバイクといえば重力制御！反重力！というのがSFの夢です。でも、現実はそんなに甘くない。
てなわけで、ファンの風力で浮かぶバイクを、とりあえず実現してみた方々がいます。やっぱりアメリカ人でした。

大元の理屈はヘリコプターなんでしょうが、デザインセンスが反重力バイクすぎて、やっほうSF！きたよ21世紀！浮いてるよ飛んでるよ進んでるよ！開発者が大学等ではなく企業ですから、製品化を視野に入れているんだと勝手に思い込み、今後の改良版にも期待することに決めました。うはー楽しみー。

なお、飛行動画において、音声が聞こえない編集方針を取られている点につきましては、慎み深く、言及を控えたいと存じます。

また圏内 ――拠≫RBB TODAY、ケータイ Watch、

8/16付雑記録に続き、8/30からまた、鉄道地下区間の圏内が増えるそうです。

というわけで早速、NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、イー・モバイルを巡ってみました。今日時点だとフライングだからなのか、どの会社にも情報はありませんでした(^^;)

それにしても、そろそろ、文字で書くのは限界じゃないですかね。収拾がつかなくなってきたような。鉄道路線図に色を塗り始める頃合いでしょう。『東京の地下鉄では、東京メトロおよび都営地下鉄ともに、2012年中に、ほぼ全ての区間を携帯電話のサービスエリアにする方針』だそうですから、どこかのタイミングで図示になると思っております。

プラチナバンド開通もそうですが、こういう、続々と発展するニュースというのは、シムなんとかをプレイしてるみたいで楽しいです。それが、生活圏とは全然関係がなくても。

アームストロング船長逝去 ――拠≫ITmedia

人類にとっての偉大な足跡を月に記した、アポロ11号のアームストロング船長が、8/25に逝去されました。82歳でした。

宇宙ステーションが稼働した日も、スペースシャトル事故の日も、アメリカが有人宇宙飛行能力を持たなくなった日も、ずっと眺めてこられたんですね。
有人宇宙飛行を民間委託することに関しては、反対意見を表明していたようです。それはまあ、そうなりますわな。

あの日から四十数年。他天体に降り立った宇宙飛行士は、いまだに数少ないままですが、きっとこれから、後輩が増えていくことでしょう。
どうぞ、安らかにお休みください。

セミ・ハイシーズン

今年もやって参りました。道端で仰向けになっている蝉を、救助しながら通勤する季節が。

爪先や鞄で触るとしがみついてくるので、えいやーと振ると飛んでいきます。靴底に向かって突っ込んでくる馬鹿もいます。踏むから！こっちも通勤で忙しいんだ、一瞬で救助されてくれ！

そしてときどき悲しいのは、つついても無反応な蝉がいることです。死骸に触れると嫌な気分になるのはあれですかね、生き物としての本能ですかね。
ネットをふらふらしていたら、そんな接触事故をさけるのにちょうどよさそうな情報を見つけました。

仰向けの蝉は、脚が折り畳まれていたら死骸で、伸びていたら存命とのことでした。

存命の蝉が、セミ爆弾とかセミファイナルとか、恐怖の対象として扱われているのが意外でした(^^;)いや、そこは助けてやろうよ。元気に飛んでくよ。

それにしても、そうやってもがいているのがアブラゼミばかりなのは、どうしてでしょう。どうせ目視するなら、ミンミンゼミの方が遥かに綺麗なのになあ。アブラゼミが特別馬鹿なのか、それとも単に数が多いのか。先週の日曜、外で異様な物音がするので覗いてみたら、洗濯バサミを入れるカゴの中で、アブラゼミが二股の洗濯バサミに頭を突っ込んで暴れていました。仰天のあまり「お前は馬鹿か！」と怒鳴りつけてしまいました。馬鹿すぎる。

一見したいよ ――拠≫WIRED.jp

ネット上の記事は、カラー写真や動画を掲載しやすい為、文章だけでは伝えづらい話を取り上げるのが得意です。でもやっぱり、体感物の話題では隔靴掻痒だ〜。

ヘルメットをかぶると、「リアルタイムに目の前で起こっている実際の光景と音」と、「過去に同じ場所で記録された360度パノラマ映像と音」が交錯しながら目と耳の中に飛び込んでくる。すると不思議なことに、いま自分の目に見えている光景や、いま自分の耳に聞こえている声や足音が、ヘルメットの外側で起こっている現実の出来事なのか、それとも過去に記録された映像と音なのか、まったく判断できなくなるのだ。

人間て結構、雑だなあ！

ハードウェアは、市販品をベースにしているそうで、お値段控えめだそうな。
というかこの「Mirage」システム、ヘッドマウントディスプレイを着けただけで、体の方には目立つ細工はなさそうですが……

オープンソースにするから真似してね、てな計画もあるんだとか。凄い時代になったものです。
ああ、装着してみたいよう。

もっとも怪訝な二十四節気

立春の寒さと立秋の暑さも大概ですが、二十四節気の中で、語感と気候がもっとも食い違っているものといえば、「処暑」は抜きんでています。
今日ですが。

暑さが収まる気配がどこにー！
立春立秋は、風に一抹の暖かさと涼しさを無理やり感じ取って納得することもできるんですが、いや、今日は無理でしょ。蝉一辺倒が終わって虫も鳴き出すよとか、そういう小手先ではだまされません。だって鈴虫、意外と早くから鳴くんだもん。

古代中国の暦だからしょうがないか(;_;)

「降るものが雪から雨に変わるタイミング」だと決められた雨水もひどいですが、まあ、二十四節気の中じゃ雨水は地味な方だから、あきらめてください。

スタバへの偏見

注意:スタバ好きの方は読み流してください(^^;)

公衆無線LANスポットについて考えていたら、スタバが連想されました。そうしたら、店頭を通りかかるたびに脳裏によぎって、通り過ぎると忘れていたスタバへの疑問を、思い出しました。

あのさ、スタバ好きの人ってさ、「コーヒー好き」とは違わない？

スタバといえば、呪文のようなカスタマイズ注文で有名です。長いカスタマイズを一気に言えるほど「ツウ」だなどとも、一部では言われております。でもさあ。
長い呪文で手に入れた、ミルクやらシロップやらパウダーやらが大量投入されたその甘くておいしい飲み物は、もしかしたら、コーヒー飲料か乳飲料じゃない？

「コーヒー好き」というと、ネルドリップやら水出しサイフォンやらといったこだわりの方法で、挽き立ての豆の香りと味をブラックで楽しむ人々という固定観念があるもので、呪文詠誦しつつコーヒー好きを唱えられると落ち着きません。しかも、缶コーヒーだとブラック無糖が崇められるのに、なぜスタバは呪文派が多いのか……いやこれは、結論を出すの出さないのという問題じゃないですね。母集団が違うんだということで納得することにします(^^;)

ちなみに、個人的には煎茶党です。次紅茶。ただし品種の違いは解りません。香り高くて甘く、口内殺菌されそうな渋味が奥に潜んでる、てのが好きです。

無料化セールを逃がさない

iOSアプリではよく、期間限定で無料化や値下げのセールが行われます。ものによっては数時間で元値に戻ることもあるので、狙っていたアプリの無料化に気付いたときは、素早い行動が欠かせません。
ところがここでしばしば、「50MBの壁」に突き当たります。50MB以上のアプリは、Wi-Fi環境でないと入手できないという制限です。有料アプリの場合は抜け道があるそうですが、無料アプリはいかんともしがたいそうな。

最近は、公衆無線LANスポットが増えてきました。しかし、途切れやすかったり、3Gより重いくらいだったりするスポットもあり、50MBのファイルをDLするには厳しいのが現実です。

それでもしつこく試行錯誤するうちに、技を開発しました。要はこの場合、無料期間内に、購入履歴に載せることができればいいのです。

1. Wi-Fi下でAppStoreの無料アプリを選び、[無料]→[APPをインストール]
2. ダウンロードが始まったら、半透明のアイコンをタップして「一時停止」状態にします。
3. AppStoreで[アップデート]→[購入済み]を確認。
4. 今DL中のアプリが表示されていたら成功。購入手続きは完了しています。[インストール中]表示になっている筈です。

うまく行ったら、Wi-Fiを切って大丈夫です。一時停止中の半透明アイコンは、消しても構いません。これなら数分で済むので、不安定な公衆無線LANにはうってつけです。安定していたら勿論、その場で完全にDLを完了すれば、すぐさまアプリを使えるようになります(^^;)

今まで、むやみにログインを繰り返すばかりの邪魔電波空間扱いして、申し訳ありませんでした……！

AmoeBAND ――拠≫GIGAZINE、Yanko Design

コンピュータ業界の係争沙汰を眺めていると、特許って何かね知財って何かね、と虚無的な気分になることがしばしばあります。
GIGAZINEにて、「アメーバのような絆創膏」という、ちと誤解を招きそうな表現とともに、新型絆創膏が紹介されていました。ああそうだ、こういうコロンブスの卵を守るのが知財の役割だった。

アメーバと言いますか……汎用掃除機紙パックと同じ仕掛け、と申しましょうか。

はいご明察。絆創膏にミシン目が入っていて、切り取ることで指先用・関節用などの特殊形状絆創膏に変形できるというものでした。むしろなんで、今までこういう形じゃなかったんだろ！
入手方法を調べようとしたら、コンセプトデザインとのことでした。ありゃ(^^;)早く発売しましょうよ。絆創膏の勝負どころは、かぶれず剥がれにくく剥がしやすい粘着部なので、形状を優先しすぎて材質が疎かにならないよう、お願いいたします。

その暁にはぜひ、日本でも発売を……ハンズあたりの面白グッズ扱いでいいから……

誰かいたらどうするの ――拠≫Computerworld

キュリオシティに、実用のレーザー砲が積まれていました(^^;)

ええと、レーザービームを撃てる装備があるってんで、つい、レーザー砲と呼んでみたのですが、構いませんか？
もちろん、火星戦争用兵器ではありません。気に入った岩をビーム砲撃で爆破し、飛び散る蒸気や塵やプラズマを分析するためのものだそうです。うひょうかっこいい。

しかしまあ、ここまで能動的すぎる調査をするとなると、火星人と鉢合わせした時の気まずさがただ事じゃなくなってきますね。
いやだってさ。見たこともない機械がさ。
地面をがりがりひっかいてる姿を見かけるのとさ。
ビーム出して地面を吹き飛ばしてる姿見るのとさ。

驚愕具合がだいぶん違うと思うんだ(^^;)

雷雨の日

昼頃、東風に乗って東京神奈川を雷雨が通り抜けていきました。
そして午後、高校野球を観戦していたら、甲子園球場の背後で雷光が閃き始めました。横浜の雷雲が大阪に流れた訳ではないのに、錯覚に陥りかけました。

片っ端から対地雷なのが、恐ろしゅうございました。夏の雨は馬の背を分けると申しますが、一塁側は晴れていて三塁側は雷雲という、まさに天気の変わり目の最前線にいたんですね。主審が試合を止めた時、三塁側の観客の一部は青空しか見えなかったと思いますが、中断理由を把握できたのかな。少し経ったら、画面越しでもはっきり伝わる雷鳴が響いてきましたから、さすがにその時点で理解できたと思いますが。

NHKアナウンサーの冷静さと、手に入る情報を伝えては間をつなぐ技術に感心しました。いったんCMでーす、という逃げ道がないのが厳しい。ましてや高校野球は、いったんスタジオにお返ししまーす、てな手口も使えないので、ネタ振りしないと喋らない解説者と二人で、切り抜けなくてはいけない。救援の差し込みVTRを準備する裏方さんも頑張った。NHKの底力だなあ。こうやって鍛えられるから、NHKは災害報道に強くなるんでしょう。結構長いこと、そのまま観てしまいました。

後でニュースを見たら、JRが止まるほどのゲリラ豪雨で、犠牲者まで出たそうです……冥福を祈ります。

キュリオシティにOTAの洗礼 ――拠≫Engadget Japanese

OTAアップデートをオタアップデートと読んでしまいました。時代に遅れちゃう(^^;)
てなわけで、キュリオシティが火星オタに進化、じゃなくて、Over the Airアップデートに成功しました。

NASAの事前説明によれば、アップデートの所要時間は主系統に2日間、バックアップ系統に2日間。

(中略)

NASA JPLの発表によればアップデートは約8時間の通信途絶と再起動も含めてすべて予定どおりに進行したとのこと。

iPhoneのOTAアップデートぐらいで、どきどきしている場合じゃないね。書道家もデスクワーカーもいない星で、巨大文鎮が誕生しなくてよかったですわ(^^;)

ところで、Engadget記事にはわざわざ、Over the Airの"Air"に対する注釈がついていました。Airは空気じゃないよ無線だよ、という訳です。ツッコミが入ったのか、入った体でひとネタ入れたのかは定かではありません。はやぶさ辺りなら、もっと綺麗に収まったネタなんでしょうが、キュリオシティにはちと不向きでしたな。

だって、キュリオシティのアップデータはどのみち、火星の大気を通り抜けたんだから(^^)b

地下でも圏内が続々と ――拠≫ITmedia +D Mobile、KDDI、NTTドコモ、イー・モバイル、SBM

京王線と京王相模原線にて、地下区間の駅間でも携帯電話がつながるようになったそうです。

そういえば、田園都市線で盛り上がってから、どれくらい増えているのかな。
さくっと探そうとしました。

au by KDDIに、路線図入りで7月現在のエリアが掲載されていました。おお、これは素晴らしい。地下区間はキャリア合同で開通することが多いようだから、この図で満足しちゃおうかな。いや、でもせっかくだから他キャリアのも見たいぞ。

NTTドコモ発見。少々探し回りましたが、地下スポットとして、八重洲地下街等に混ざって列挙されていました。判りにくい(^^;)
つづいてイー・モバイル発見。スポットエリアのトンネルジャンルとして、小仏トンネル等に混ざって列挙されていました。判りにくい(^^;)

そして肝心のSBMが、なかなか見つかりませんorz「スポット」をキーワードに持つサービスエリアはWi-Fiのみ。巧いこと探せば見つかるのかもしれませんが、さくっと探せなきゃ意味がない。

ようやく、FAQとして発見しました。『携帯電話を利用できる地下鉄はありますか？』という質問です。「地下鉄」+「地下線切り替え区間」が、回答されていました。うん、鉄ちゃん相手じゃないんだから、地下鉄と地下区間が一緒でもいいやね。8/16時点の最新情報で、京王線が掲載されていました。ずいぶん探しにくいところに押し込めてますが、アップデートが早いならまあいいか。

……あれ？東急田園都市線は？
抜け落ちてるよソフトバンクさんorz
つながるのは判っている(ITmedia +D PC USER)んだよ。

だからねチミィ、こういうことの積み重ねがだねえ、(以下説教)

なぜ戦争はなくならないのか

毎日、暑い日が続きます。夏といえば納涼です。納涼といえばホラーです。
ウェブ全盛の昨今では、簡単に自宅で納涼体験ができるようになりました。中でも、一枚絵で即時に背筋が寒くなる恐怖画像はお手軽です。

お盆休みにかまけて、ついつい大量に眺めているうち、我に返りました。本能的に恐怖を覚える画像には、いくつかのパターンがあると判断できるようになってきたのです。

一つ目は、未知の怪物や環境が描かれたもの。恐怖を感じた方が、慎重に行動できて生き延びやすくなります。本能の基本です。

二つ目は、現実で出会って恐ろしい生物や環境が再現されたもの。害虫や猛獣、崖下を見下ろす構図など。脳内シミュレートで怖がれるのは、人間の才能です。

三つ目は、人間と一見似ているが、バランスや細部がおかしい生物や非生物が描かれたもの。不気味の谷が怖いのと関係がありそうです。目や歯が目立ち過ぎるとか、手足が多いとか足りないとか。

四つ目は、ありえない場所に人間の顔らしきパターンを認識できる場合。シミュラクラ現象で認識を始めて、不気味の谷に落ちて怖がるんでしょうか。落ちなければ可愛いのに(例:水道の蛇口が顔に見える、等)。

五つ目は、ありえない場所に人間がいる場合。高層階の窓の外とか、数センチの隙間とか。人間の身体能力ならそこにいない筈、ならば実は人間じゃないな、敵だ！警戒！というか、文を書くだけで怖いんですが助けてください。

六つ目は、パッと見で無人と判断した場所に、人間を発見した場合。このパターンもものすごく多いです。心臓の縮み上がり具合は、五つ目とどっこいどっこいです。夜の集合写真に、もひとり黒人さんがいたよ、とか……
……

どうして怖いのでしょう。写っているのは、混じりっ気なしの人間です。野生動物としての判定は当然、同類、すなわち仲間になるはずです。仲間が多かっただけなのに、なぜ恐怖を覚えるのでしょうか。

もしかして、人間という動物は、人間が怖いんじゃないか。仲間と判定するのは理性であって、本能はまず一旦、人間を恐怖の対象と判定するんじゃないだろうか。そこで本能に屈したら、相手を仲間ではなく敵と判定してしまう。敵として行動されたら、理性によって相手を仲間と判定していた側も、その判断をいつか覆さざるを得なくなる。

恐怖画像を眺めていたら、戦争が始まる原因の一つに、行き着いてしまいました。
ましてや、相手をよく知ったが上に起きる戦争というものもあるのだから、救われません。

理性よせめて頑張れと叱咤激励したい終戦記念日ですが、やっぱり、本能に勝つのは難しいんでしょうかね。
ところで、さっきからあなたの後ろにいるのは誰ですか？

エンデバさんもまた飛ぶの？ ――拠≫sorae.jp

以前、STSエンタープライズが空輸されたとき、スペースシャトルの「飛行」はこれで最後なのだなとしみじみしていました。そうしましたらsorae.jp曰く。

エンデバーの空輸は現在、9月中旬に予定されており、エンデバーを載せたシャトル輸送機はケネディ宇宙センターを出発し、ロサンゼルス国際空港に向かう。

えっ(^^;)
親亀子亀フライトの最終便は、エンタープライズじゃなかったの？

トレッキーが早とちりだったばっかりに、どこまでも報われないSTSエンタープライズでありました(／_T)

ととととりあえず、頭を切り替えて。9月のNASAスケジュールに、要注意ってことですね！

横浜みなと博物館 ――拠≫ヨコハマ経済新聞

ヨコハマ経済新聞に、『横浜みなと博物館（横浜市西区みなとみらい2）の入館者数が、8月12日に300万人を達成した』という記事が出ていました。
えっ、どこ？

……横浜マリタイムミュージアムが、2009年4月24日にリニューアルオープンしたものだそうです。日本丸の隣にある、こぢんまりした扇型の建物です。

3年も前に改称してたなんて、知らなかったよorz
いやほら、日本丸を見上げてるうちに素通りしちゃう建物だからさ(^^;)まあなんだその、300万人達成、おめでとうございます！

「(旧)マリタイムミュージアム」→「(新)みなと博物館」という改称で、有隣堂を思い出しました。
かつて、馬車道にあった有隣堂の別館「ユーリンファボリ」が、「有隣堂文具館」へと改称されたことがあったのです。
今はもう無い店ですが(/_;)

造語っぽいカタカナ英語で広めておいて、後からそっけない日本語に新装するのが、もしかして横濱流なんだろか。

120億光年の旅 ――拠≫ナショナルジオグラフィック、SDSS-III

例によってアメリカで、『最も遠いもので地球から120億光年先にある、100万に近い数の銀河の位置を特定した』3D宇宙マップが公開されました。
責任者が『マサチューセッツ州ケンブリッジにあるハーバード・スミソニアン天体物理学センターに在籍する天文学者』とのことなので、NASA製というわけではないようです。

リンク先で見つかったものは、マップの写真と、移動イメージ動画の組み合わせでした。
うおお、これ、iPadアプリでぐりぐり回したい！こういうときは画面サイズが勝負なので、iPhoneよりiPad。

きっとファイルサイズ的が大暴走なんだと思います(^^;)でも、3D太陽系を旅できるアプリなんかを体験しちゃうと、つい、銀河も旅してみたくなるんだよなー。
ゴーグル型の投影機器でもいいぞ(^^)b頭を動かすと連動して景色が変わるしくみでひとつ。

詰め甘アプリ ――拠≫GIGAZINE

GIGAZINEにて、「東海道新幹線の車窓から見える風景を、名所の名前入りで再現するiOSアプリ」が紹介されていました。
写真や写実的な画風ではなく、可愛い系の絵ですが、バーチャル旅行としても楽しそうです。

ところが、DLして肩透かし(^^;)
出発駅、出発時刻、到着駅、到着時刻を全部手入力しなくてはいけない、七面倒なアプリでした。
えっ、これ、東京から新大阪まで1時間で行っちゃう設定とかでやったら、どうなるの？

……新幹線が猛スピードになりました(^^;)
しかも、沿線紹介は、セットした列車が現在時刻にいるべき位置の分しか見られない！

もったいないなあ。せっかく、沿線データをたっぷり用意してあるのに。

1. 遊びたい人向けに、沿線データはスワイプでいつでも見られるようにする。
2. 実用にしたい人向けに、列車番号の入力で時刻表をセットできるようにする。各駅の停車時刻も、本物の値を反映。

この二つを装備すれば、一皮むけると思うんですよね。

なんだろうこの詰めの甘さ？と首をひねったら、JR東海公式アプリでした。
何となく、納得してしまいました(^^;)アイデアはいいのにブラッシュアップをさぼって、成果物をとにかく出そうという感じー、あー。(勝手に共感するな)

電子書店比較・最終版

たびたび失礼。ついにハヤカワSFの販売が始まりましたので、電子書店比較の最終版を作りました。

いちおう気に入った順ですが、Kinoppy一択状況に、変化はありませんでした(^^;)その場で紙書籍も買えるあたり、まさにAmazonとがっぷり四つと言えましょう。いつものブックカバーをかけてくれるとか、そういう特典があれば飛びつくのになー(ブックカバーをしたまま本棚に並べる派)。いや、今日は電子書籍の観点だった。

アプリ内購入ができないのは、基本的には早川書房の問題です。創元SF文庫は買えるのに！ぜひ見習ってほしいものです。
なお、価格はApple縛りがあるので、600円か700円に丸まると思われます(^^;)

買える試みをしてくれているだけでありがたいという低レベルなんですよね、日本……

GALAPAGOSも調べたよ

5日前に、iOS端末向け電子書店の比較表を作ったばかりだったのに、途端にGALAPAGOSが加わりました(^^;)ちとタイミングが悪かったようです。追記しましょう。

再DL期限は、出版社の意向で、あったりなかったりするそうな。どれくらいの割合なのかは、調べる気が起きません。閲覧期限があると聞いて、拒絶反応が出ました。貸本扱いでストアが分離しているというなら、評価できますけどね(調べる気が起きない)。
ちなみにハヤカワSFはといいますと、INTERNET Watch記事には名が挙がっていますが、ハヤカワ・オンライン公式リリースには見当たりませんでした。あれ？

commandの日 ――拠≫CNET Japan、WIRED.jp

CNET Japanに、スーザン・ケア様がデザインあそばされた、Mac OSのアイコンギャラリーが掲載されていました。
Happy MacにDogcow。つい、片っ端から画像を保存してしまいました(^^;)もうコレクション持ってるのに(^^;)

Commandの頁で、興味深いネタを発見しました。あのなんとも表現しがたいマークは、『スウェーデンで使われている花柄のようなデザインに影響を受けて』作られたものだそうです。
知りませんでした。ある意味で、北欧デザインの流れを汲んでる訳ですね(^^)

収穫にほくほくしてWiredを訪れたら、どうしたことか、またしてもCommandマークに出逢いました。

『実際はこれは花ではなく、スウェーデンのキャンプ場にあった周りの名所を示すマークをモデルにしたもの』だそうです。ほほー。2012年になって、Commandアイコンの謎が解けました。さて、、スウェーデンのキャンプ場に、マークの由来を聞かねば。

急いで作ったものらしいですが、ケア製アイコンの中でも、トップクラスの長寿になってますね(^^;)

先輩のお出迎え ――拠≫AstroArts、参≫Wikipedia、ESA

NASAの先輩探査機、マーズ・リコネッサンス・オービターが、降下中のキュリオシティを衛星軌道上から撮影していました。
何気ないようですが、時間と位置を厳密にすり合わせした、奇跡の一枚だそうです。
すっかり火星は、NASAの遊び場状態ですね(^^;)火星の土地柄から言って砂遊びか。

走ってる探査機も回ってる探査機も、ほとんどみんなアメリカっ子なんだよなあ。唯一、EUがマーズ・エクスプレス・オービターを周回させ、アメリカ独占状態を防いでいます。
EUがマーズどれだったか、すっかり忘れてました。アメリカが米語で探査機名を命名するんだから、EUは英語以外で付ければ、どこの探査機か判りやすいのにな。そういう問題じゃないか。

そうそう、マーズ・エクスプレスも、キュリオシティ着陸予定地写真は撮影済みです。
またこのコースを通るのかなあ、着陸後のキュリオシティを判別できる分解能があるのかなあ。EUにも撮影してほしいよね。

Welcome to Mars! ――拠≫AstroArts、AFPBB News

火星探査車キュリオシティが、8/06 14:31JST、火星に無事到着しました。到着地点は「Gale Crater」とのことでした。

iOSアプリのMars Imagesに、キュリオシティ撮影の火星写真が加わるかと思いましたが、いまのところまだですね。
データを流し足せばいいのか、アプリのアップデートが必要なのか、ちと解りかねます(^^;)せっかくだから、キュリオシティ激写写真もアプリで見たいな。
まあ、実際に見ると、けっこう早く飽きがちですが(写真に編かが少ない為)、21世紀を謳歌する為に、ぜひ公開してほしいものです。

ともあれ、おめでとうキュリオシティ！冒険はこれからだ！

オリンピック選手になれる体型 ――拠≫カラパイア経由BBC News

イギリスのBBCニュースにて、一風変わった、オリンピック関連特集が公開されています。
『身長・体重を入力するだけで、自分と似た体型のオリンピック選手を探し出せるサイト』です。

まずは身長体重を入れて、COMPAREボタンを押すと、散布図が表示されます。散布図の点は全部クリックできるので、別の身長体重の選手もそのまま閲覧できます。また、性別は判定に影響しないので、身長・体重が同じ男子選手と女子選手をいっぺんに見られます。

誰になったのかは秘するが花(^^;)ですが、ほぼジャスト体型の方がいらっしゃいました。なぜか応援したくなるから、不思議です。

細すぎる人よりは、太すぎる人の方が多いのは、ウェイトリフティングや柔道重量級の存在でしょうか。
もちろん、体脂肪率や筋肉量が、全然違うんでしょうがね！というか、それこそが、デスクワーカーとトップアスリートの差だよね！

電子書店比較

食わず嫌いのまま悪口ばかり言ってるのも何なので、電子書店を比較してみました。
比較対象は、もちろん、ハヤカワSFを読める4書店です。

Kinoppyの一択です。お見逸れしました。アメリカの電子書店に見劣りしません。
さすがは、書店に劇場を併設する紀伊國屋書店、解っていらっしゃる。

書籍が消耗品ではなくて、文化なのだと。

肝心の出版社や権利者が、それを忘れて、ラインナップ拡大を邪魔しているようですが。
購入元に拘わらず、すべての電子書籍を任意のアプリで読めるようになればいいのになー。

ハヤカワSF電子化、しかし ――拠≫INTERNET Watch、ハヤカワ・オンライン

『華氏451度』『一九八四年』を始めとして、早川文庫所収のSF名作が電子書籍で発売されるそうです。
遂に、iBooks Storeに日本の出版社が！とぬか喜びしましたが、ぬか喜びでした。
紀伊國屋、honto、BookLive、セブンネットには読書アプリにiOS版がありますので、そこで買えば読めるんでしょうが……どこの本屋で買うか、読もうとしている本がどのアプリに入っている本か、そのたびに考えなきゃいけないというのは不格好です。

ひどくがっかりしたのは、アップル贔屓だからというだけでしょうか。

いや違うな。
あの歴史的なキャンペーン。

"Think different."

SF屋がクレイジーな人たちでなくて、どうするのだろう？
iBooks Storeにデビューする日本語書籍として、SFというジャンルはとても素晴らしかったのに。

……なんて言ってみましたがね。
値付けを見りゃ一目瞭然ですが、早川書房は別に、SF文化の担い手としての気概や覚悟があるわけじゃあない。当期利益の増大こそ存在意義とみなす、平凡な日本の出版社なんですよ。
そりゃそうだよねえ、アシモフ作品まで絶版にするような会社だもんねえ。ガラパゴスがお似合いです。

火星着陸ナレーション競演 ――参≫WIRED.jp

猛暑で脳が煮沸されている間にも、キュリオシティの火星着陸日は着実に近付いてきます。
そんな中、NASAが、変わった趣向の解説動画を公開していました。

ひとつの画像素材と脚本を使って、2種類の動画を作る試みです。違いはナレーターと、ナレーターのカットイン具合。ダブルキャスト……よりは自由度が高いか。面白い。

なにせ、カーク船長ことウィリアム・シャトナー vs ウェスリー・クラッシャーことウィル・ウィートン、だし。

……内容が頭に入らない(^^;)
あああ、ウェスが陽気なアメリカンヒゲおじさんになってしまったorzウィル・ウィートンが、ウィル・ライカーになってどうするよorz
(註:シャトナーにつきましては、バンクーバー五輪で耐性がついております)

ジェネシス計画を思い出しちゃってしょうがない上に、宇宙船がインパルスドライブで飛んでるようにしか見えない(^^;)しかもBGMが怖いよ！バードオブプレイに撃墜されそうだよ！
言いたい放題できる新ネタがある幸せ。映画の制作、続いてるのかなー(* ´ー`)

岩から沁み出す蝉の声 ――参≫横浜地方気象台、てんきとくらす、地球ウォッチャーズ

10日前に心配してやったのが嘘のようだ。
今年のもいつの間にか、真夜中の蝉時雨を拝聴できる時季がやってきていました。

横浜 初鳴：みんみんぜみ7/19(平年-5日)、あぶらぜみ7/25(平年±0日)
東京 初鳴：みんみんぜみ7/26(平年+5日)、あぶらぜみ7/16(平年-8日)

横浜はひぐらしも7/30(平年+7日)に鳴きました。ただいま真夜中、あぶらさんとにいにいさんがNow on air。Check it out!(してないで寝なされ)