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えりぬき
覚書といいつつ、検索エンジンしか置いてないFirefox覚書、ほぼ1年ぶりの更新です。
またしても検索エンジン(プラグイン)です。
MapionBB関連を削除して、Infoseekの漢字辞書を追加しました。地図以外のサイトは、初めてですね。
漢字を入れると、読み・画数・コードを表示してくれるサービスです。読み、画数、部首の組み合わせで漢字を検索することもできますが、プラグインは漢字入力だけに対応です。
一般の漢和辞典のように「その字を使った熟語」は表示されませんので、ご注意下さい。
でも、熟語例示が、漢和辞典でいちばんありがたい情報だったりするんですよね(^^;)なんとかならんのかいなInfoseekさん。
まずはご冥福をお祈りいたします。
ヘレン・ケラーの生涯を描いた戯曲「奇跡の人」の作者として知られる米劇作家、ウィリアム・ギブソン氏が25日、マサチューセッツ州ストックブリッジの自宅で死去した。94歳だった。(産経新聞)
SF関係者の訃報では、ファンダムに知名度の高い作品とは全く異なる作品が、報道での代表作にされることがしばしばあります。
しかし、猥雑でドライなサイバーパンクを広めたウィリアム・ギブスン(=ギブソン)のオモテの代表作が、ヘレン・ケラー物だったとは、仰天です。不自然が過ぎます。二重人格寸前じゃないか。
おまけに94歳……そんなに歳だっけ……あれ……
同姓同名のウィリアム・ギブソン(SF作家)とは別人(Wikipedia:奇跡の人)
不自然と感じて当然です。別人です。誠に申し訳ない。
ところが、Yahooのおくやみトピックスでは、Wikipedia(正確には、転載サイトフレッシュアイペディア)のウィリアム・ギブスンにリンクされています 。11/29時点では、同姓同名の劇作家については何も書かれていません。勘違いしても仕方ない……
黒丸尚訳で挫折して、ニューロマンサー1冊しか読んでいないギブスンですが、最近の作品は浅倉久志訳なんですね。読んでみようかな。旧作も訳し直して欲しいなあ。ブームでも来てりゃ、中毒者のいそうな黒丸版と、安心ブランドの浅倉版を併存させられるんでしょうが、昨今のSF環境じゃ、とてもそんな余裕はないことでしょう。残念です。
なお、SF作家のウィリアム・ギブスン氏はご健在です。念の為。
まばたきでロボットが操作できる装置が、国際次世代ロボットフェアで公開されていました。
両こめかみに、握りこぶし大の装置をとりつけ、まばたき等の小さな動きでロボットを遠隔操作するという機械です。装着位置がちょっと前過ぎですが(何と比べて?)、赤いからアスk……いえ何でもありません。
AFP記事では「まばたき」が強調されていますが、キーになるのは、どちらかというと「こめかみ」の動きのようです。無意識の瞬きと、操作命令としての瞬きを、識別できるようになっているらしい。奥歯を噛みしめることもスイッチになるという、多世代展開が心憎いですね(たぶんそんなつもりではない)。
脳波コントローラよりは、使い方習熟の敷居が低そうです。装着することへの敷居は……ええと……
雑記録でも何度か話題にしている、パイパーさんの空飛ぶ工具箱。AstroArtsにも、関連記事が掲載されました。
8等級もの明るさがあれば、発見できるアマチュア天体観測家が一人っきりということはあり得ない訳で、案の定目撃情報が相次いでいます。
それどころか、SpaceWeather.comというサイトでは、注目の観測対象として11/23から特報が上がっていました。人工衛星追跡システムが工具箱の軌道を追っているそうな(^^;)アメリカかカナダなら、郵便番号を打ち込むと"ISS Toolbag衛星"の観測できる日時を教えてもらえるようです。
(例:クパチーノの郵便番号→95014)
もしかして、白っぽい(光を反射しやすい色の)宇宙服を着て船外活動中の宇宙飛行士は……タイミングが合えば、位置と角度によっては、地上から観測可能なの?
近頃は知財知財と喧しくて、発明なんてものは企業か大学の研究室で、大金とともに生まれるしかなくなったんじゃないか、と危惧していました。
いやあ、まだまだ、コロンブスの卵的な、「なんでそんな簡単な事を思いつかなかったんだ!」という発明が生まれる余地があったのですね。めでたいめでたい。
無重力状態では、丸まってしまう水を飲むには、ストローしかないと皆思い込んでいました。
でも、袋に折り目を付ければ、液体は毛細管現象で折り目に沿って細く伸びるため、すすりやすくなるというわけです。原理は古から知られていました。無重力で毛細管現象が起きることも、周知でした。(←間違っていたらご指摘下さい)
とにかく、仕掛けは、プラスチックシートを畳むだけです。
素晴らしいシンプルさ。特殊設備も巨大製造機も要らず、取り扱いもエレガントなまでに単純な、美しい発明です。
こういった素敵な物を、世に送り出してくれるような人を讃えるために、知的財産権てのはあるはずだったんだよなあ!
無重力空間では、いったん飛び始めた物体は、他の物にぶつかるまで決まった方向に決まったスピードで飛びっぱなしです。
ですから、最初にどういう方向にどれだけの力を加えたのかが判明すれば、軌道を計算することが出来ます。
……という理屈です。
現実はそう上手くいくとは限りません。ISSから弾き飛ばされた工具箱を、軌道計算で見つけて地上から観察するなんてのは、まさに典型例です。
この「画期的」な観測に成功に成功したのはオンタリオ州在住のアマチュア天文学者のケビン・フェトラー(Kevin Fetter)さん。
大きさ30cmのバッグ状、8等星相当の明るさの工具箱を、地上から望遠鏡でビデオ撮影することに成功したそうです。明るさは反射によるものでしょう。おおむね理屈通りのところを飛んでるのが憎いですな。
というわけで、かの工具箱は「行方不明」ではありません(^^)
ニュースにリンクするだけでほぼノーコメントという記事スタイルは、邪道だと思っております。
でも、申し訳ない。今日は、心の整理ができません。
静止画を見た時点では、ツッコミを入れたい気分が先行していましたが、こうして予告編ムービーを観ていたら、胸が苦しくなりました。肯定的な感情なのか、否定的な感情なのか、判断しかねています。
……May 8, 2009……?
現在程度の科学進化で妄想力が衰えるとは、嘆かわしい限り。
火星の南半球にあるヘラス盆地(Hellas Basin)付近の地下に、巨大な氷河があることが、米航空宇宙局(NASA)の周回火星探査機「マーズ・リコネサンス・オービター(Mars Reconnaissance Orbiter、MRO)」の観測データからわかった。
有人探検用の水資源が確保できる、とか、生命痕跡を発見できそう、とか、おとなしい願望を呟いていないで、ここはやはりこう大言壮語してほしいところです。
「つまり火星人の都市は地下にあったんだよ!」
「な、なんだってー」
失礼しました。
地表に出てきて、火星探査車の太陽電池パネル拭いてってくれないかなあ。
数年後に探検隊員が探査車を訪れたら、機体は工具のようなものを使って解体されていた、てのもありですよ。
仕事絡みで地図サイトをうろちょろしていたら、国土地理院がマイクロソフト支配から脱し始めていた事を知りました。
てなわけで、電子国土ポータルを、地図サービス独断比較の次点に新規追加します。国土地理院地図のメインサイトで、ウオッちずは派生に当たります。
自分で作ったシステムの地図情報として利用できるので、地図システムを極めたい人におすすめです。
やりようによっては、気象庁並に民業圧迫できるポテンシャルを秘めていると思うんですが、比較にならないほどマイナーですね。や、圧迫した方がいいというわけではありません。でもせっかく国費投入して開発してるのに、広まらずじまいってのももったいないですよ……
ともかく国土地理院さん、早いところActiveX全廃してね!
宇宙飛行士が聖人君子だとは申しません。しかし、責任押し付け症候群発症ニュースの連発に麻痺していた脳には、新鮮でした。
ハイディマリー・ステファニション・パイパー飛行士はAP通信に対し、「非常に落胆している」と述べている。しかし、今後もさらに宇宙遊泳による作業が残されていることから、「ダブルチェック、トリプルチェックと確認を重ねて、二度と同じようなミスはしない」と気を引き締めている。
また、ボーエン飛行士も自分にも責任があると主張。「トリプルチェックしなかった。だから、ハイディ(マリー)と同罪だ」と、ステファニション・パイパー飛行士だけの責任ではないと述べている。
一方、地上のNASA管制塔のフライト・ディレクター、ジンジャー・ケリック氏は、ミスについての判断を保留。「工具バッグの紛失が、単に結び忘れなのか、結んだ後に途中でほどけたのか、分からない。人間が作業している限り、人的ミスは発生する。我々はできる限りの最善を尽くし、ミスから学んでいく」と述べている。
問題は、誰がミスをしたかではない。なぜミスをしたかである。
よって、主犯を馘首することは解決ではありません。ミスの発生にちょっとでも関係したと感じた人が、後顧の憂いなく進んで名乗り出、原因を徹底追及できるような環境を整えることこそ、王道でしょう。
『過ちを改むるに憚る事なかれ』
元は論語なんですね。だから中国発祥、日本普及の諺ということになります。なにやら……皮肉です。
理屈はさておき、責任を引き受けようとする人々は、騎士道で武士道でかっこいいですなあ。
11/18のITmediaによると、11/14に日本記録メディア工業会が、世界的な需要予測を基に『フロッピーディスクは記録メディアとしての役割を終えつつある
』と宣言したそうです。三菱化学メディアが、今年度の生産中止を決めるといった、具体的な動きも出ています。
それに対して、アイシェア社がパソコンユーザ423名にとったアンケートでは、こんな結果が出たそうです。
普段利用している外部記憶媒体(メディアも含む)を複数回答形式で聞くと、80.7%の「CD-R」、71.4%の「DVD-R」、60.1%の「外付け HDディスク」がトップ3だったが、「3.5インチフロッピー」も26.7%の4位に入っており、4人に1人が現役で利用。40代では29.7%にのぼった。
母集団がたった423名てどうなのよと疑いつつも、こちらの、FD健在説の方が納得がいきます。
納得いくというか、使ってるから生産継続してね、と説得したい野望があるため、健在説を推すしかありません。
使ってますよフロッピー!
中世に作られた業務システムが、データファイル生成先や外部ファイル読込元をAドライブに決め打ちしちゃったりしてるもんだから。
『正常に作動しているシステムはいじるな』のマーフィー則どおり、うかつにバージョンアップを図るよりも、フロッピーを買わせる方が安全確実と判断しているのでした。
ドライブレターを変数にして、フォルダ指定処理をかませるだけでもFDD避けになるでしょうが、やっぱいじるの怖い(^^;)
そんなわけなので、製造各社様、シェアに惑わされず、公共事業だと思ってフロッピーを生産し続けて下さい。お願いします。
国際宇宙ステーションのそばで、工具かばん型人工衛星が誕生しました。じゃなくて。
「エンデバー(Endeavour)」の宇宙飛行士が18日、国際宇宙ステーション(International Space Station、ISS)での船外活動中に工具が入ったかばんを紛失した。
事故発生の模様がライブ中継されていたので、紛失(いつの間にか無くしていた)ではないですね。別の箇所では『「落として」
』(カッコ付き)とも書かれていました。
どっちかというと、ボートのオールが流されたような感じじゃないかなあ。はっと気付いたときにはもう手が届かない、あのもどかしさ。
かばんがぶつかると危険なので今後も見張る予定だとまとめられていましたが、鞄の軌道は算出できていてそれを監視するのか、正に紛失状態で見失っていて四方八方探している最中なのか、そのあたりが不明です。
R2-D2に組み込むための3D映像投影機については、各国各社の実験談をよく耳にします。
撮影機材に絞った話は、そういやあまり聞きませんね。
物体を立体表示するホログラフィの場合、従来は暗室内で被写体にレーザー光を照射して撮影していた。
(中略)
新技術は、多数の微少なレンズで構成した「複眼レンズ」による立体表示方式「インテグラルフォトグラフィ」の撮影技術を応用。複眼レンズとテレビカメラを組み合わせた専用カメラを使い、通常照明下で撮影した被写体の画像を高速に演算処理することでホログラムを生成する。
通常映像や立体の実物を、鏡面反射やレンズで空中投影するシステムはいくつか知っていますが、あれはホログラフィとはまったく別種の技術になるんだそうです。
……と、ここで、鏡面反射立体映像とホログラフィ立体映像の違いを説明すべきところですが……
ホログラフィは一言で片付く代物ではありませんでしたorz
『ホログラムと3D画像を作ろう』さんがおすすめ!(投げっ放し)
ホログラフィはやけに面倒くさそうだな、と思ってしまいましたが(^^;)いろんな種類の技術が切磋琢磨、あるいは協調していくことが、技術進化には不可欠と存じます。どれもこれも、優劣を論じるにはほど遠い、黎明期みたいなもんですし。レイア姫を通り越してホロデッキまで、まだまだ、道は長いですなあ。
メキシコの大学で、学内で買ったテキーラを使って人工ダイヤを生成することに成功したそうです。
粋だねえ。
「商業関係者は『なんて素晴らしい!でも、何に使えるんだ?』と聞くだろう」と、アパティガ氏は言う。
そうそう、商業関係者ってやつは、野暮だよねえ。しかも近視眼だ。
クラゲの光を活用する方法が広まるまでにかかったのと同じ年数位、待ちゃあいいのに。まあ、何とやらフローとか何とやらオプションに数か月おきに追いかけられてりゃ、ものを考える暇はなくなるか。
ダイヤの結晶がグラスの底に沈むわけではなく、蒸気を吹きつけるとダイヤモンドの皮膜ができるという技術なので、数十年と待たず使い道は見つかりそうです。
ハードコーティングにダイヤモンドめっき!(鍍金じゃない)
それらしい名前はついてないのか、それらしい名前は。
インド宇宙研究機関(ISRO:Indian Space Research Organisation)は11月14日、同国初の月周回探査機「チャンドラヤーン1号」に搭載された月面衝突装置(MIP)を発射し、月面着陸に成功したと発表した。
MIPじゃそっけないなー。せっかく、大きな一歩を記した機械なんだから、かぐやの「おきな」「おうな」的な愛称が欲しいところです。
おっと、ついつい苦情から入ってしまいました。
ISRO、おめでとうございます!
11/12に、高度100kmの月周回軌道に到着したチャンドラヤーン1号による、本格的な月探査の始まりといったところでしょうか。
今後、インド国旗の台座として使うだけなのか、なんらかの観測(写真撮影だけでも)を続ける予定なのかは、ちょっと情報不足で把握できません。Moon Impact Probe=MIPなので、衝突するまでに全機能を使い切っても、悪くはないんですがね。
アメリカの宇宙葬専門会社「セレスティス」が、月に遺灰を安置する埋葬プランを発表しました。
この手の話はたいてい面白がるところなんですが、……気に入りません。
月面都市、いやせめて、有人月基地が実現してから墓場の算段をするのが、ものの順序じゃないかなあ。月が丸ごと墓地区画にされるかのような印象を、受けてしまったのかもしれません。初めて月に永住する人間が死者だなんて、ちと寂しくはないですか?
フェニックス活動終熄宣言の直後に黙り込んだスピリット。11/13、砂嵐が治まったとみえて連絡を寄越しました。
いやあ良かった良かった。
落ち着いて読めば、通信の一時停止そのものが、地球からの指示だったんですね。
ヒーターを切ったので、電子機器がやられてしまうんじゃないかとの懸念があり、天候回復後に通信できるかどうかが、心配の種だったようで。
NASAの火星探査機は丈夫だなあ。この調子だと、火星の来春、フェニックスから連絡があっても不思議じゃない!?
ps オポチュニティも元気にやってます。
東京都大田区にて、第4回全日本学生室内飛行ロボットコンテストが開催されていました。
ロボットが空を飛ぶ、というフレーズで、ロボットアニメ世代はついつい、脚が飾りかどうかを考えてしまいます。
……すみません。模型ラジコン飛行機の進化版が集うコンテストです。もちろん。
鳥人間コンテストの知識と、ロボコンの技術が合体したようなイメージでしょうか。パイロットの安全に気を使わなくて済む分、初期鳥人間コンテストで見られた、航空力学の実証試験みたいな機体がいろいろ御目見得していました。
動きが3次元であるせいか、動画と写真で感動がまるっきり違います。
NHKで放映してくれればいいのに〜。
ラジコンとロボットの境界線に迷ってるのは秘密だよ!
明日の更新は、所用でお休みです。うーん最近忙しい。
火星探査機の発電能力が低下したって?それは旧聞だね。悲しいかな、フェニックスには既に、活動停止宣言が出たよ――え?何?
NASAの火星ローバー「スピリット」、電力不足で運用の危機(Technobahn)
フェニックスじゃない、スピリットだああ!
スピリットは赤道付近にいるので、季節変化が原因ではありません。砂嵐で太陽が遮られるという、これまでにも何回となく喰らっている災難です。
ただし、慣れた災難だからといって、無害という訳ではありません。
前にも言ったかと思いますが、羽根箒も雑巾も備えていないスピリットには、砂嵐の度に太陽電池パネル上へ積もる砂埃が、大敵なのです。あたかも、何年も拭いていないガラス窓が、どんどん光を通さなくなっていくように、パネルのガラスが光を通さなくなり、発電量が減って行く!
車体が損傷を受けずに過ごせたとしても、いつか、直射光の下でも発電できなくなる日が来るでしょう。
だけど立て続けのお別れじゃ、寂し過ぎるじゃあないか。連絡を待っているぞ、スピリット。
いつかは下さなければならなかった判断。ついに、その日を迎えました。
米航空宇宙局(NASA)の火星探査計画チームは10日、火星探査機「フェニックス・マーズ・ランダー(Phoenix Mars Lander)」が、季節変化による太陽光の減少で活動を停止したと発表した。
11/2に送られてきた通信を最後に、フェニックスは沈黙しました。ハッブル宇宙望遠鏡復活の報が広まり、喜びの声が上がっていた頃です。NASAは新たな通信を1週間待ちました。そして米国時間の11/10、活動停止を正式に発表したのです。
当初、フェニックスの任期兼寿命は、5月からの3ヵ月間でした。しかし、様々な強運により、11月初頭まで活動し続けることができました。2ヵ月分以上多く送られてきたデータは、解析するのに今後何年もかかるそうです。
たくさんの贈り物をありがとう。おやすみなさい、フェニックス。
おおっと。金曜にホンダが、人間の歩行を助ける「歩行アシスト」の新型試作機を発表していました。新旧というより、別タイプですね。
リハビリ支援用の「リズム歩行アシスト」がこれまでのもので、今回発表されたのは肉体労働現場向けの「体重支持型歩行アシスト」とのことです。
装着すると、「見慣れない格好+股間ガードに視線が行く」の合わせ技で、理性が判断する以上に滑稽に見えてしまいます(^^;)せめて、一輪車くらいの存在感になってくれればいいんですが。その点、リズム歩行アシストは腰の横パーツと太腿ベルトなので、西部劇のガンマン風にも(無理をすれば)見え、違和感は少ないですね。
両方がこのまま実用化されたら、現状だと、入り用になるのは体重支持型の方なので、より小型の(薄型の)パーツでより効果的なアシストが可能になるよう、ブラッシュアップを推し進めてもらいましょう。頑張れホンダー。
律義に「1号」を付けて呼ぶのは、今後も探検を続けるぞというインドの心意気に応じるためです。たまに忘れますが。
てなわけでチャンドラヤーン1号は快調に、月周回軌道に入りました。いまのところは正円ではなく7502km〜504kmの楕円軌道ですが、遷移軌道レベルは抜けたということなんでしょう。かぐやお姉様が高度100km、嫦娥1号小姐が高度200kmを周回しながら、後輩の軌道安定化を見守っています(^-^)
チャンドラヤーン1号の最終的な目標高度は100kmだそうで、かぐやと似た高度を飛ぶことになります。もっとも、かぐやは来年3月中旬、高度を50kmまで下げるそうですから、ランデブーは数カ月ですね。
こうも立て続けに探査機が飛ぶと、妙な競争心が湧くかもしれませんが、観測結果は各国とも、NASA並に公表していただきたいです。全人類のために。
それにしても、なんでかぐやだけ「1号」じゃないんだろう……科学技術立国目指そうニッポン( _ _)
コスモスとの駄洒落ではありません。いざや桜の樹の下へ、矢も盾もたまらず更新です。
十月桜や冬桜が、見頃を迎えました!というわけで、秋から冬の桜を臨時メンテナンスしました。この季節の桜は開花のばらつきが大きく、見頃期間も長いため、花期は目安です。情報更新時期の調査はしません。ご了承下さい。
そしてついつい秋から冬の桜に、【静岡】大室山さくらの里[伊東観光協会]を新規追加しました。春も、染井吉野を中心に、伊東市内の桜が数日毎で掲載されています。花見中継リンクの方にも追加しなきゃいけないんですが、ただいま2009年へ向けて準備中なので、少々お待ち下さい(^^;)
そしてうっかり、花見中継リンク掲載サイトのうち、秋冬の桜も定期更新して下さっているサイトを、秋から冬の桜に重複掲載してしまいました。 【熊本】やまが桜園[やまが桜園便り]、 【石川】兼六園[金沢市HP]、 【東京】多摩森林科学園サクラ保存林[多摩森林科学園HP]です。
ただし多摩森林科学園は、8/29の大雨からこのかた、休園中のようです。ご注意下さい。
「理系・文系という分類は無意味だ」という発言を、ときおり見掛けます。しかしそれなら、別の言葉で結構なので、何らかの分類を考えねばなりません。
ビートルズ曲の冒頭の和音がどうやって演奏されたか気になった時にどうするかで、分類してみましょう。
自然現象ではありません。複数の人間が立ち会うスタジオで、あきらかな意図を持って演奏された録音です。
そんな謎に対して、なんたるアプローチ!
(英ダルハウジー大学[数学・統計学部]のJason )Brown教授は、フーリエ変換を使って標本化(サンプリング)された音の振幅を分解し、原音の周波数を求めることでこれを突き止めた。
和音が気になった人々を母集団にするとしても、こういう方法を思いつく人と、絶対音感を駆使する人と、関係者を徹底追及しようとする人は、やはり別種に分類したいものですね。あなたは数学者(科学者)の鑑です、ブラウン教授。
チャンドラはサンスクリット語で「月」でした。残りはセガランピライ……もといヤーンです。
インド宇宙研究機関(ISRO)の解説[英語]では"vehicle"とのことですが、サンスクリット→英語→日本語の2段階翻訳だと、不純物が入り過ぎて、ニュアンスを掴み損ねそうです。それでも「月の乗り物」では直訳過ぎて、妙味に欠けます。もうちょっとかっこいい日本語はないものか。月が用意した乗り物、なのか、月に行くための乗り物、なのか。どっちだ。
翻訳談義はともかく、チャンドラヤーン1号は、無事に旅を続けていました。白黒ながら記念写真も撮影してくれました。
月を回る軌道に入るための軌道に入ったそうです。って、英文和訳どころじゃなく、日本語がそもそもこなれてないな。
遠くからやってきて、いきなり目的高度の正円軌道に入るのは、技術的にもエネルギー的にも大変なので、楕円軌道(遷移軌道)でいろいろ調節してから正式な軌道に移る、という技です。
地球周回の人工衛星もしょっちゅう使う技なので、バッドノウハウも蓄積されているでしょう。遷移軌道から周回軌道への移行は11/8予定だそうです。もう一頑張りで到着ですよ、チャンドラヤーン!
スタトレ技術が実現できるかもしれない話だよと、召還呪文を唱えられてしまいました。
強力な磁気シールドを利用すれば、有害な太陽放射をはね返して、月やさまざまな惑星を旅する宇宙飛行士を守ることができる可能性があるという。
研究チームのリーダーで、イギリスにあるラザフォードアップルトン研究所(RAL)のプラズマ物理学者ルース・バンフォード氏は、「最新の室内実験により、磁石で安全に放射をそらすことが可能だと判明した。今回の発見は、“スタートレック”の実現に向けて大きな前進となる」と語る。
磁場を使ってシールドを発生させ、太陽放射を逸らす技術への足がかりが見付かったという内容でした。防御シールドというより通常航宙用シールドですな。
……STのシールドって磁気だっけ。量子だか重力子だかなんかそんな名前だったような……
欧米人がスタートレックという言葉を使うとき、それは作品名そのものではなく、宇宙SF映像作品の代名詞であることが多いです。今回の発言も、たぶんその一環であって、STの科学考証をしているわけではないのでしょう。
とにかく、素粒子を跳ね返すエネルギーシールドってものが実現しそうなだけでも、凄いことです。21世紀のうちは磁気で作って、次の世紀で重力子に進化させればいいよね!
11/15と16に、お台場の日本科学未来館で「第1回 日本宇宙エレベーター会議」なるセッション群が開催されるそうです。
楽しそうだなあ。
でも、SFイベントじゃないんだよなあ。
数式がヒエログリフの親戚に見えるような冷やかし客は、お断りなんだろうなあ。
思考実験ではなく、実際に建設するための議論ができるほどに科学技術が進んだのは、素晴らしいことです。
NHKあたりで大衆向け特番を組んでくれる日を待ちましょう。夢物語ではなさそうで、嬉しい。
サントリーが遺伝子組み換えで青い薔薇を作ったよ!写真スライドショーを見たら紫だよ!
たぶん、理論上は青に発色しているものの、人間の目には紫に見えるという顛末なんでしょう。青(この濃さだと水色?)と感じさせるためには、発色は別の色でないと駄目かもね。白薔薇がちょっと緑がかって見えるのと一緒で、花弁自体の色が邪魔をしているのかもしれません。
もちろん、紫っぽいのはディスプレイかカメラのキャリブレーションの問題で、肉眼で見れば青でした、てなオチも忘れずに(^^;)
そして、「サントリー株式会社」が遺伝子組み換え技術に熱心な理由を追究すると、幸せが遠ざかるんでしょね、きっと。
ハッブルとフェニックス。正反対の結果が予期されている気掛かりな2つのうち、早く結末を聞きたい方の1件に、ようやく知らせが届きました。
Hubble Scores a Perfect Ten
NASA's Hubble Space Telescope is back in business.
10点満点とはどんな基準で?と思ったら、「1」「0」に見える銀河2つの撮影に成功したことによる軽口でした。さすがアメリカ人はユーモアを忘れないぜHAHAHA。
形状を狙って再撮影された銀河なのか、偶然だったのかは不明です。
修理技師の派遣日程は白紙に戻ってしまったそうで、来春以降でしょうか。ここまで来た以上、応急修理ではなくリノベーションのつもりで徹底的に改修して欲しいですね。ともあれ、事態が急変しない限り、ハッブルの心配はもうしなくて良さそうです。
そして残るはフェニックスの続報……、聞きたいのか聞きたくないのか判りません。ラザロモード継続中で続報なしという状態が続けば、それがいちばんいいことなんじゃなかろうか。はらはら。
横浜にも強風が吹いたというイメージはないんですが、本日、東京地方で木枯らし1号が観測されたそうです。
木枯らし1号の観測日は毎年かなりのブレがあるので、今年早かったからといって、地球温暖化論者はあんまりうろたえなくとも大丈夫ですよ(笑)
さて、雑記録を書くため新聞記事を再読したところ、今日に木枯らし日和のイメージがない理由にはたと思い至りました。どうやら、東京と横浜の気候差ではなく……
1日未明から西高東低の冬型の気圧配置となり、午前10時59分に千代田区の北の丸公園の風速計で最大瞬間風速15.5メートルの北西の風を観測した。
土曜日の午前11時が最大値、ですか。ええ、もちろん寝てました。
そりゃ風を感じぬわけだorz